都合のいい人にはなってはいけない


仕事を引き受けたり、頼み事を受けたりする。
みんなに感謝され、評価される。


そう考えている人は多いが、
それは大きな間違いだ。


何でも引き受けるタイプの人は、
ずる賢い人に、いいように利用され自分の、時間を奪われるしょう。

さんざん働かされ、しかも評価はまったくついてこない。

今度からは、仕事を引き受ける前には、
次のようなことを考えるようにしよう。


・なぜ上司は忠誠を示し、奉仕することを求めるのか?

・この仕事は、私の目標達成の助けになるのだろうか?

・この仕事を引き受けたら、会社の上層部の目に自分はどのように映るだろうか?

・引き受けなかった場合、自分はどんな人間だと思われるのだろうか?

・この仕事のために、本当に私を必要としているのだろうか?


誰もやりたがらない汚れ仕事を率先して引き受ければ、
会社の上層部から「使える人間」として一目置かれることになるかもしれない。

その一方で、バカだからこんな仕事を
引き受けるのだと、軽く見られる可能性もある。

たとえば、ファイリングが専門の人間だと思われるのは得策とは言えないだろう。


何かの仕事を引き受けるとき、
周囲の反応に様々な可能性がある。

だからこそ、慎重に考えて、
引き受ける仕事を選ばなければならない。

自ら仕事を引き受けるのは、
本当に感謝され、自分にとってもプラスになると確信できるときだけだ。


もう一つ注意しなければならないことがある。

それは、自分から手を上げなくても、
同僚たちが後ろに下がってしまったので、一人だけ動かなかったあなたが、
その気もないのにあたかも立候補したかのように見えてしまったような状況だ。

こういう状況に陥ったら、
1回目ならおとなしく引き受けるのが得策だ。

しかし、2回目は絶対に起こらないように気をつけなければならない。

ルールの実践者は、同じ間違いを二度と繰り返さない。

周囲の動きに耳をすませ、
みんなと一緒に後ろに下がるようにしよう。