仕事への情熱を労働時間で示すな



自分の仕事には情熱を持つべきだ。

しかし、ここで気をつけなければならないことがある。
仕事に情熱を持つことは、毎晩遅くまでオフィスで働くことではない。

自分の仕事に健全な自信と情熱を持っているのなら、
その気持ちは自然な輝きになって表ににじみ出てくる。
長時間働いているかどうかに関係なく、上司はあなたの輝きに気づき、
あなたの仕事認めるはずだ。

仕事への情熱を証明するために長時間働くのは、ばかげている。

実際エネルギーを吸い取られるような働き方をしていては、
仕事を愛する気持ちを維持することは難しい。

そもそも労働時間は情熱の証明にはならない。
たとえ1日に16時間働いていたとしても、
仕事なんかどうでもいいと感じていることだって十分にありえるからである。

おそろしくみじめな人生だが、
実際にそういう人生を送っている人は少なくない。


仕事への情熱のそもそもの意味は、
自分の仕事の質に責任を持つということだ。

大切なのは結果であり、
その結果を出すまでにかかった時間は全く関係ない。


それに、


もし仕事に対して本当に情熱を持っているなら、
他の人よりもずっと少ない時間で同じかそれ以上の結果が出せるはずだ。


午前中だけで仕事を切り上げていい、というわけではないが、
もし本当に情熱があれば、定時で帰っても高い結果を出す仕事ができるだろう。


あなたも、自分の仕事に対して前向きな情熱を持たなければならない。

もし情熱を感じることができなければ、
仕事を別の角度から眺めていこう。

見方を変えれば、何か好きなところが見つかるかもしれない。

自分がどんなものに情熱を持っているのかを考え、
それを自分の仕事の中に作り出すという方法もある。


もちろん、これは簡単なことではない。

一生を通じて探すことになる人もいるだろう。

しかし、一つ確実に言えるのは、
もし探さなければ絶対に見つからないということだ。